「ガクが消えた」 ヘタフェ柴崎、5戦連続出番なしの苦境をスペイン紙がレポート
第4節セビージャ戦に途中出場したのを最後にリーグ戦のピッチに立てず
スペイン1部ヘタフェの日本代表MF柴崎岳が苦しんでいる。ロシア・ワールドカップ(W杯)で目覚ましい活躍を見せ、飛躍が期待されたスペイン3年目は、厳しいポジション争いで後塵を拝してリーグ戦出場は2試合のみ。5戦連続出番なしの状況に、スペインメディアも「ガクが消えた」と報じている。
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柴崎は自身初のW杯出場を果たすと、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦(2-3)では日本代表MF原口元気(ハノーファー)の先制ゴールをアシストするなど、4試合に出場して存在感を放った。
期待感高まるなかで迎えたヘタフェ2年目の2018-19シーズン、開幕戦のレアル・マドリード戦にフル出場するも0-2で敗れ、その後は現地時間9月16日のリーガ・エスパニョーラ第4節のセビージャ戦(0-2)に途中出場したのみ。ホセ・ボルダラス監督のシステムとの兼ね合いもあり、ベンチを温める日が続いている。
スペイン紙「マルカ」は「ガクが消えた」と見出しを打って特集。瞬く間にプレーの場を失った日本人MFの現状について触れている。
「日本人はプレー時間なく5試合を積み重ね、そのうち3試合はベンチ外だった。開幕戦にサンチャゴ・ベルナベウで90分出場。そこから第4節のセビージャ戦で29分出場しただけだ。それ以来、一度もピッチで姿を目にしていない。ボルダラスは彼のポテンシャルを理解している。彼が何をもたらせるのかを。しかし、シバサキは毎日、トレーニングでボルダラスを説得しなければならない」
森保一監督率いる日本代表の10月シリーズに招集されたが、先発出場したウルグアイ戦(4-3)では球際で競り負けるなどやや精彩を欠いた柴崎。来年1月にアジアカップを控えなか、試合勘の欠如を解消して、ポジションを奪い返せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)