「天国から地獄へ落ちた」 韓国メディアも衝撃…鹿島と水原三星の打ち合いの死闘
8分間で3得点を奪って2戦合計スコアでリードするも、猛攻を食らってまさかの逆転負け
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は24日に鹿島アントラーズと水原三星(韓国)の準決勝第2戦が行われ、3-3と引き分けながら、2戦合計スコア6-5で鹿島が初の決勝進出を果たした。ホームの水原三星は8分間で3得点を奪う猛攻で16年ぶりの決勝進出も射程圏内に捉えたが、土壇場で同点に追いつかれて敗退が決まった。ジェットコースターのような浮き沈みの激しい展開に、韓国メディアも「天国から地獄に落ちた」と落胆の色を見せている。
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水原三星は敵地カシマスタジアムでの第1戦で2-3と敗れ、勝利が絶対条件のなかで第2戦を迎えた。
前半24分に鹿島の元日本代表DF山本脩斗に先制ゴールを許したが、ここから怒涛の猛反撃。後半7分にMFイム・サンヒョプ、その1分後にはDFチョ・ソンジンがネットを揺らして瞬く間に逆転。さらに後半15分にはFWデヤン・ダムヤノビッチがスルーパスに抜け出して鹿島DF昌子源を振り切り、3点目を奪って2戦合計スコアでも5-4と逆転に成功した。
劇的な逆転勝利でのACL決勝進出も見えてきたなか、さらなるドラマティックな展開が待ち受けていた。後半19分に鹿島の元日本代表DF西大伍にゴールを決められ、同37分にMFセルジーニョに被弾。3-3に追いつかれ、第1戦を含めて2戦合計5-6と鹿島に上回れて敗退が決まった。
韓国紙「韓国日報」は「天国から地獄に落ちた」と特集。「水原三星が劇的な逆転勝ち寸前まで行って崩壊した。ACLの前身である2002年のアジアクラブチャンピオンシップ優勝以降、16年ぶりに決勝進出を狙っていた水原三星の夢は挫折した」と報じた。
逆転に次ぐ逆転の展開には、韓国メディアも驚きを隠せなかったようだ。