岡崎の師事する修理人ラニエリの野望 「3年後には選手がレスターに来たがる」

プレミア昇格2年目で開幕2連勝!

 昨シーズンのレスターはプレミアリーグ昇格1年目で、中盤戦まで最下位に沈む苦しい戦いを強いられた。しかし、終盤怒涛の巻き返しで最終的には14位と健闘し、残留を決めた。今季もここまで岡崎やインラー以外にも、元シャルケDFクリスティアン・フクス、元ドイツ代表DFロベルト・フート、フランス人MFのエヌゴロ・カンテと、DFヨハン・ベナルアンを獲得するなど、着実に戦力の上積みに成功している。
 ナポリもマラドーナを擁して2度のセリエA制覇とコッパ・イタリア、UEFAカップ優勝を経験した。レスターも、いずれはそうしたクラブと肩を並べられると、自信をのぞかせる。
「(ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ)会長はすばらしいチームをつくりたいと考えている。私もそのためにここにいる」
 
 母国イタリアをはじめ、スペインやイングランドの複数クラブ、ギリシャ代表などの監督を歴任したラニエリ監督。一度は崩れかけたチームの立て直しを任されることが多く、「修理屋」の異名を持つ。今回も、開幕直前にナイジェル・ピアソン前監督の電撃辞任に揺れた中で後任に就任した。指揮官は準備期間も少なかった中、序盤水際だった手腕を見せている。百戦錬磨の手腕でレスターを言葉通りに、強豪チームへと引き上げることはできるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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