ACミランで主将を務めるMFリカルド・モントリーボが、2012年シーズン以来となるパリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの復帰を熱望している。ドイツ紙「キッカー」が報じている。 シルビオ・ベルルスコーニ会長はイブラヒモビッチの復帰に執念を燃やしている。PSGを離れる際にはミランに来るという密約を取り付けていることも暴露している。 そんな中、30歳の主将は「(ミラン復帰の)うわさは聞いている。チーム全員が彼の復帰を願っていると、僕は信じている。イブラヒモビッチは世界最高の選手の1人。僕自身も すごくワクワクしているんだ」と語った。すでにコロンビア代表FWカルロス・バッカ、ブラジル代表FWルイス・アドリアーノも共演を熱望しているカリスマの加入は、選手全員の悲願でもあるという。 イブラヒモビッチが加入すれば、チーム力は一気に上がることになる。ただし、23日の開幕戦で先発濃厚な日本代表FW本田佳佑は定位置争いで苦しい局面を迎えることになるだろう。 2年連続で欧州カップ戦出場権を逃しているミランだけに、モントリーボは「この2年間を忘れなければいけない。我々の目標はチャンピオンズリーグ出場権を獲得すること。セリエA最強のクラブと対抗すること。タイトルに挑戦できる準備が我々に整っているかは、わからない。でも、優勝争いには絡めると信じている。3 位以内に入ることを目標としなければいけない」と決然と語った。 目標はトップ3フィニッシュ。イブラの電撃復帰をミラン復権の追い風にしたいと選手も願っている様子だ。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images