ドルトムント主将、逆転勝利の鍵は香川の今季初ゴールと指摘

ドイツ代表DFフンメルス「試合序盤は悪い映画のようだった」

 ドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルスは20日の欧州リーグプレーオフのオッズ(ノルウェー)第1戦で、試合開始22分間での3失点を失い、そこから逆転勝利を飾る劇的な試合展開で、後半開始直後のMF香川真司の今季初ゴールが勝負の分かれ目となったと分析している。クラブ公式サイトが伝えている。

 試合は前半22分までに0-3とまさかの劣勢を強いられるが、最終的には4得点を決め見事に逆転した。フンメルスは、序盤の3失点に不満を漏らしつつ、香川のゴールが重要なターニングポイントであったことを口にしている。

「試合序盤は悪い映画でも観ているようだった。あんな酷いパフォーマンスで試合に入ってはいけなかった。まさに悪夢のような出だしだった。幸運だったのが、後半開始直後の(香川の)ゴールで1点差とできたこと。なにより勝利を手にできたのが非常に大きかった」

 この日、先発出場した香川は、後半2分に今季初ゴールを決め、1点差に詰めた。その後、味方のゴールも演出。駄作映画の前編の脚本をひとまずハッピーエンディングに書き換える活躍だった。最終的に1ゴール1アシストで3点差からの劇的逆転勝利に貢献している。

 リーグ開幕戦含め2試合で8得点と攻撃力が爆発しているドルトムントは、27日にプレーオフ第2戦をホームで迎える。香川は最高のクライマックスに導けるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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