「あのフットボールは楽しめない」 元バルサMFシャビ、“モウリーニョ戦術”に異議

強さを認めつつも守備重視の戦術は「好きになれない」と告白
元スペイン代表の司令塔MFシャビ・エルナンデス(アル・サッド)が、マンチェスター・ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督のスタイルについて言及。「批判しているわけではないが…」と前置きしたうえで、「私はあのフットボールを楽しめない」と語った。
モウリーニョ監督率いるチームは、これまで欧州各国で成功を収めてきた。ポルトでUEFAカップとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制し、インテルではセリエA、CL、コッパ・イタリアの3冠をイタリアのクラブとして初めて成し遂げた。チェルシーやレアル・マドリードでも数々のタイトルを獲得し、モウリーニョ監督は現代サッカーの最高の監督の一人に数えられる。
そんな名将のスタイルに異を唱えるのは、元バルセロナのシャビだ。モウリーニョ監督のチームと何度も対戦経験がある司令塔は、「モウリーニョは非常にディフェンシブな監督だ。彼のインテルとの対戦は簡単じゃなかった」とその強さを認めつつも、守備を重視する戦術は好きになれないと伊紙「コリエレ・デロ・スポルト」に対して明かした。
「あれは彼のスタイルで、チェルシーやレアル・マドリードでもそうだった。彼はディテールにこだわり、ギャップをなくし、相手にスペースを与えなかった。私はそれとは違ったフットボールが好みだ。批判しているわけではないが、私はあのフットボールは楽しめないし、自分のチームではああいった振る舞いをすることはないだろう」
今季限りで引退し、指導者への転身を明言しているシャビ。バルサで一時代を築いたレジェンドがどのようなチームを作るのかは見ものだが、モウリーニョ監督とは全く異なるアプローチを取ることは間違いなさそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1