自分の居場所を追い求めて―― 元日本代表DF鈴木大輔の“人生”を懸けた挑戦
4年に一度の祭典への思い…「W杯を戦ったことによる成長は計り知れないものがある」
「経験したい」――。現在28歳の鈴木は、自身の成長のためにW杯への思いを隠そうとはしない。
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「あまり先の目標を立てるタイプではないですが、もちろんカタールは目指しています。サッカー選手として、代表に入ってW杯を戦ったことによる成長は計り知れないものがあるので。自分のなかで大きな成長を得るために、代表に入って絶対に行きたい」
森保一新監督は、3バックと4バックの併用を示唆しており、「くさびや一個裏を狙うこと、ドリブルで運ぶこと。空いたスペースがあればどんどん顔を出してボールを要求する、(ボールを)運ぶ、前につけること」(槙野智章)を最終ラインに求めている。鈴木にも見解を訊いてみた。
「チームのやり方次第ですが、周りがどう動くのかがはっきりしていればCBは縦につけられます。一人でつけるわけではないので、動きの連動次第ではできると思います」
プロ11年目、鈴木が思い描く今後の青写真は――。
「サッカー選手としてのキャリアだけを考えるのではなく、これまでと変わらず、自分の人生を一つのキャリアとして、何かしら挑戦できることがあればいい。代表は一日一日のトレーニングのなかで全力を出して、1試合1試合、勝利を目指していく先にあるもの。まずはチームで全力を尽くしたうえで、W杯やその後の自分の居場所を探していきたいです」
自分の居場所を追い求める鈴木の挑戦はまだまだ続く。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)
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