久保建英がU-19日本代表で放つ「エースの風格」 衝撃FK&先制点演出に見えた偉才

堂安もU-19日本代表にエール「2年後、3年後を目指してほしい」

「今は自分がこの大会に、初戦に集中したいので。終わってから何か話すことはあるかもしれないですけど、まずは明日の試合に集中するだけ」

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 北朝鮮戦の前にそう語っていた久保は、昨年のU-20W杯で、現在A代表で活躍するMF堂安律(フローニンゲン)らと戦い、同じく”飛び級”で参戦した前線の相棒であるFW田川亨介(サガン鳥栖)とともに世界を肌で感じている選手。その堂安も「今のメンバー、(久保)建英もいると思いますけど、(同世代の世界大会で)通用するメンバーばっかりだと思うので、ただそこじゃなく、2年後、3年後を目指してほしい」と期待するが、とにかく目の前の試合に勝ち続けて世界切符を勝ち取り、さらにアジア王者になることだ。

 才能溢れる仲間とともに一つひとつ階段を登った先に、真の栄光が見えてくる――。17歳の久保はU-19日本代表のエースとして、まずは2大会連続のU-20W杯出場を視界に捉えている。

河治良幸

かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。

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