苦境のINAC、熟練DF鮫島彩が自負する女王ベレーザに「勝っている部分」とは?
ベレーザとの天王山はスコアレスドロー 逆転優勝にわずかに望みをつなぐも…
なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)1部のINAC神戸レオネッサは、20日に行われたリーグ第16節の日テレ・ベレーザ戦に0-0で引き分けた。目の前でのリーグ4連覇達成こそ逃れたものの、残り2試合で勝ち点差は5のまま。最終ラインを統率するなでしこジャパン(日本女子代表)DF鮫島彩は、大一番で露呈した課題を指摘した。
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2位INACは最前線にFW京川舞と韓国代表MFイ・ミナ、サイドにFW岩渕真奈とMF中島依美を配置する攻撃的な布陣で首位ベレーザに挑んだ。守備的戦術だった7月のリーグカップ決勝(0-1)から一転、この日は最終ラインを高く保ち、前から果敢にプレッシャーをかけていった。しかし、ボールを奪っても中盤から前につけるパスの精度が低く、ベレーザのゴールをこじ開けられず。リーグ戦7試合ぶりの無得点で、悔しいスコアレスドローに終わった。
逆転優勝の望みはつないだ一方、残り2試合で勝ち点差は5と崖っぷちの状況は変わらない。大一番で勝ち切れなかったなか、INAC4年目の鮫島はチームの解決すべき点を口にした。
「自分たちがボールを奪った後に、つなげないのが今の大きな課題。たぶん練習中からのチーム内でのプレッシャーも緩いんだろうなというのは、みんなが理解しなきゃいけないと思います」
ポゼッション時の課題については、10番の岩渕も「プレープレーでビビッて簡単にボール出してしまったり、せっかく奪ったのにすぐに取られてしまったり、もったいない」と指摘していた。
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