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私がサッカー雑誌で、やりたいこと
日本サッカーリーグ発足が1965年。そしてJリーグが誕生して20年が過ぎた。 この間の日本サッカーの発展は他国から関心されるほど目を見張るものがある。 ワールドカップに連続して出場するようになり、たくさんの選手をヨーロッパへ供給できるようにもなってきた。 一方で世界中のサッカーを取り巻く環境も刻々と変化してきている。 ボスマン判決以降の移籍の自由化、放映権料の高騰、オイルマネーの席捲・・・ しかし、このような状況の中でも一貫して変わらないものがある。 それはサッカーが文化としてあり続けること、そしてその重みである。 では、文化とは何か。 広辞苑によれば文化とは、人間が学習によって社会から習得した生活の仕方の総称。 衣食住をはじめ、技術・学問・芸術・道徳・宗教など物心両面にわたる生活形成の様式と内容とを含むとされている。 端的に言えば、われわれの日常に欠かせない精神活動と定義できるのではないか。 現役時代、君が代を聞きながら羨望の眼差しでピッチから観客席を眺める自分がいた。 2005年コンフェデレーションカップ。ドイツ、ケルンにおけるブラジル戦でのことだ。 スタジアムの質の高さ、そこに集う人々の熱狂が醸し出す雰囲気に憧れを感じずにはいられなかった。 と同時に、この素晴らしさを日本にももたらしたいと思った。
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