エース負傷に一発退場 モナコのアンリ新監督“ほろ苦”デビュー戦「僕らは不幸にも…」
歴史に残る名FWが古巣で指揮官デビューも… ストラスブールに1-2敗戦
低迷するフランス1部ASモナコの新監督に就任した元フランス代表FWティエリ・アンリ監督が、現地時間20日の敵地ストラスブール戦で初陣を迎えた。しかし、キャプテンのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオの負傷交代やFWサミュエル・グランサーの退場で劣勢となり、1-2で敗戦。名ストライカーの指揮官デビュー戦は描いたシナリオ通りに試合を進めることはできなかったと振り返った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
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一昨季のリーグ王者モナコだが、今季は開幕から9試合でわずか1勝(3分5敗)しか挙げられず、降格圏に沈んでいた。近年の躍進を支えたレオナルド・ジャルディム前監督の解任に踏み切り、後任としてトップチーム初采配となるアンリ監督を招聘した。
しかし、その初陣は苦いものとなった。前半17分に先制を許すと、同37分にはキャプテンのエースFWファルカオが右足を負傷して交代を強いられるアクシデントが発生。反撃の糸口が見出せないまま迎えた後半21分には、投入されたばかりのグランサーが一発レッドカードで退場となった。
同39分に追加点を奪われ、万事休す。終了間際にベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスのPKで1点を返すも、そのまま1-2で敗戦。これで公式戦5連敗となった。
「簡単な試合ではなかった」と試合を振り返ったアンリ監督。「失点の後、僕らは試合を変えようとトライしたが、不幸にもサム(グランサー)が退場となった。あれでより難しいものとなってしまったが、なんとかプレーを続けた」と、やはり数的不利な状況が試合を変えたと語った。
さらに「序盤でファルカオを失った。あれは理想のシナリオではなかった」とエースの退場を悔やんだ。いくつかのアクシデントが、指揮官のゲームプランを狂わせる結果となった。
ほろ苦い監督デビューとなったアンリ監督だが、20チーム中19位に沈むモナコを救うことはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)