開幕戦先発濃厚なミラン本田が直面する試金石 「常に3人と競争状態」

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 先日のイタリア杯3回戦ペルージャ戦で、1得点1アシストの大活躍でACミランのシーズン初戦の勝利を呼び込んだ日本代表FW本田圭佑。プレシーズンの手厳しい意見から一変して、ミラン専門のニュースサイト「 milannews.it」でも、チーム内の最高採点で評価している。同サイトは、「本田が新しいスプリントを開始。ただし競争も厳しい」というタイトルで、トップ下の本田を特集している。
 記事では「2014年8月31日の昨季リーグ開幕戦のラツィオ戦でFWステファン・エルシャラウィ(現モナコ)のパスから前半6分にゴールを決め、ミランのシーズン初ゴールを奪い、1年後の8月17日には、DFルカ・アントネッリのパスからまたもミランの開幕ゴールを奪った」とし、ミランは2年連続で本田のゴールによってシーズン開幕を迎えたと、その存在感を称えている。
「この日本人ファンタジスタの活躍が、シニシャ・ミハイロビッチ監督のホーム・サンシーロでの初勝利を呼び込んだ」とし、栄光の背番号「10」を3年連続で継承した男が新指揮官のミランでの公式戦初勝利の立役者になったことを称賛した。
 このプレシーズンで、本田は一貫してトップ下の位置でテストされてきた。「ミハイロビッチ監督は、2トップの下に本田というシステムを構築しようとこの夏の間に取り組んできた。その初戦で見せた結果は、決定的にポジティブなものである。高い確率で、開幕戦のフィオレンティーナ戦のスタメンにも名を連ねるだろう」と評価。リーグ開幕戦となる23日のフィオレンティーナ戦でもトップ下で先発出場すると予想している。
 その一方で、リーグ開幕戦以降での定位置確保に向けて、本田はアピールを続ける必要があると指摘している。
「本当の意味でのバトルになるのは、このフィオレンティーナ戦から。本田にとって試金石になる一戦だ」と断定。この先のシーズンで継続的に信頼を勝ち取るために重要な一戦になると論じている。

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