レアル5戦未勝利で解任危機のロペテギ監督 会長と緊急会談も“最終決定”は先送りか
レバンテにホームで1-2敗戦、直近の公式戦1分4敗の窮地 次節はバルサとの大一番
レアル・マドリードは現地時間20日のリーガ・エスパニョーラ第9節レバンテ戦で1-2の敗戦を喫し、直近の公式戦5試合で1分4敗の窮地に陥っている。この状況に今季就任したフレン・ロペテギ監督には早くも解任論が巻き起こっているが、スペイン紙「マルカ」によると試合後フロレンティーノ・ペレス会長との緊急会談が行われたようだ。
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試合は前半6分にDFラファエル・ヴァランのバックパスのミス、そして同13分にペナルティーエリア内でのハンドのVAR判定によるPKで、レバンテにいきなり2点のリードを許す展開に。レアルはボールを圧倒的に保持しても得点が奪えないここ最近のパターンにハマりかけたが、後半27分にDFマルセロがクラブのノーゴール記録を481分で止める追撃の一撃を決めた。
しかし反撃はここまで。聖地サンチャゴ・ベルナベウでまたしても勝ち点を落としたロペテギ体制に対し、試合終了を待たず席を立つマドリディスタも多く、クラブはいきなり修羅場を迎えている。
そうしたなか同紙の記事によると、レバンテ戦直後にペレス会長はキャプテンのDFセルヒオ・ラモス、そしてロペテギ監督と緊急会談の場を設けたという。そのミーティング直後、ロペテギは監督を務める意思を見せ、ペレス会長も指導を続けさせるとしたようだ。ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕直前の就任発表によりスペイン代表監督を電撃解任された経緯もあり、ロペテギ監督を無下にできない部分もあるのだろう。
とはいえ同紙は、「最終的な決定はまだされておらず、ペレスはロペテギ体制を続けるか、終止符を打つかの意見を集約している」ともしており、予断を許さない状況となっている。現地時間28日に控える宿敵バルセロナとの「エル・クラシコ」を前に、“白い巨人”は大きく揺れている。