浦和が後半の3ゴールで鹿島に3-1と逆転勝利! 来季ACL出場圏内の3位に肉薄
先制点許すも後半に岩波と武藤の2発で鮮やかに逆転! 直近5試合で4勝1分と好調
来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を懸けた大一番は、昨季のアジア王者浦和レッズが勝利した。20日のJ1第30節で浦和はホームに前節終了時点で3位の鹿島アントラーズを迎え撃ち、前半のビハインドを後半の3得点で3-1の逆転勝ちを収めた。
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浦和はMF橋岡大樹、鹿島はMF安部裕葵がU-19日本代表の活動で不在。鹿島はさらに日本代表MF三竿健斗が出場停止で、MFレオ・シルバとDF内田篤人が負傷欠場。さらにFW鈴木優磨が負傷からの復帰明けでベンチスタートと、DF昌子源が戦列復帰したものの苦しい台所事情になった。
試合前の時点で勝ち点4差を追う浦和が勢い良く立ち上がり、ゴール前のチャンスを作っていった。しかし、最後のところでシュート精度を欠き、なかなかゴールを奪えない。単発のカウンターに止まっていた鹿島だが、前半38分に先制点を奪う。左サイドのDF山本脩斗がファーサイドに上げたクロスに、攻撃参加したDF西大伍が強烈な右足ボレーを合わせてゴール。前半は鹿島が試合巧者ぶりを見せて1点リードで折り返した。
ACL出場権獲得のためには引き分けも許されない浦和は、後半も攻撃的に立ち上がった。すると同7分、MF柏木陽介の左CKをDF岩波拓也が打点の高いヘディングで丁寧にファーサイドに流し込んで同点ゴール。さらに同15分には、縦パスを受けたFW武藤雄樹が鮮やかなターンで相手二人を置き去りにすると、約20メートルの距離から強烈な左足ミドルを決めて一気に2-1と逆転に成功した。
後半半ばには一時的に強い雨も降った激戦は、追う立場になった鹿島が攻勢を強めた。しかし、CKに攻撃参加した昌子のヘディングシュートがゴールポストに嫌われるなど、同点ゴールを奪うには至らず。
浦和は後半アディショナルタイムのカウンターで武藤が中盤からドリブルで3人をかわしてダメ押しの一撃。浦和が3-1で大一番を制し、残り4試合で鹿島に勝ち点1差と肉薄。これで直近のリーグ5試合を4勝1分と、序盤に苦戦した赤い悪魔が一気に終盤戦に来て追い込みを見せている。