ドルトムント“戦力過多”が奏功? 香川ら5選手が負傷欠場濃厚も独紙「思わぬ利益」
開幕時には29選手のスカッドが問題点とされるも、今や「大きな切り札」に…
日本代表MF香川真司の所属するドルトムントで負傷者が続出している。足首を負傷している香川も20日のシュツットガルト戦の欠場が濃厚となっているが、開幕時から指摘されていた「選手が多すぎる」という問題が、ここにきて功を奏する結果となったと、ドイツ紙「ビルト」が指摘している。
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ルシアン・ファブレ新監督を迎えた今季、ファーストチームには29人の選手が登録されている。開幕前には香川らの売却に動いていたように、戦力過多気味となっていた。
ここまでリーグ首位に立つなど好調を維持する一方で、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェやMFユリアン・ヴァイグルといったタレントでさえ出番が得られない状況で、スカッドの大きさはチーム最大の問題点だったとされている。
しかし、負傷者が続出していることもあり、選手を多く抱えていたことの恩恵を受ける結果となった。20日の第8節シュツットガルト戦では、足首負傷中の香川をはじめ、スイス代表DFマヌエル・アカンジ(臀部)、元ドイツ代表DFマルセル・シュメルツァー(膝)、ポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロ(筋肉系)、元U-20ドイツ代表MFマリウス・ヴォルフ(ハムストリングス)の5人が欠場と伝えられている。また、トルコ代表DFエメル・トプラクも出場が微妙な状況だという。
それでも、これだけの離脱者をカバーできるだけの戦力が揃っているのが今季のドルトムントだ。記事では「ファブレのXXL(サイズの)スカッドが思わぬ利益をもたらす」「最大の問題点が、大きな切り札になった」などと伝えられている。
クラブ公式サイトによるシュツットガルト戦の予想スタメンは以下の通り。
GK
ロマン・ビュルキ
DF
ウカシュ・ピスチェク
ダン=アクセル・ザガドゥ
アブドゥ・ディアロ
アクラフ・ハキミ
MF
ユリアン・ヴァイグル
トーマス・デラネイ
ジェイドン・サンチョ
マルコ・ロイス
ヤコブ・ブルーン・ラーセン
FW
マクシミリアン・フィリップ
(FOOTBALL ZONE編集部)