「チャンスだと思った」 殊勲のU-19日本代表FW久保、芸術的決勝FK弾に安堵
後半20分に約25mの距離から直接FKを突き刺して勝ち越しゴールをマーク
来年のU-20ワールドカップ(W杯)ポーランド大会を目指すU-19日本代表のエースFW久保建英(横浜F・マリノス)は、19日にインドネシアで行われたU-19アジア選手権の初戦・北朝鮮戦(5-2)で鮮やかな直接フリーキックを決めて決勝点。「誰かが決めないと勝ち越せない」と、強いゴールへの意欲があったことを明かした。
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久保はまず前半8分、相手に囲まれながらボールをキープして右サイドから中央に侵入すると、裏を取ったMF斉藤光毅(横浜FCユース)に柔らかいスルーパス。これを受けた斉藤光はGKとの1対1でシュートを相手に当ててしまうが、こぼれ球を自ら押し込んで貴重な先制ゴールを奪った。まずは、得意とする相手の最終ラインと中盤の間で起こすアクションで先制点を導いた。
その後、試合は前半のうちに2-2となり後半へ。久保自身が「誰かが決めなければ勝ち越せないと思っていて、FKになった時にチャンスだと思った」という場面が訪れたのは後半20分だった。中央やや右サイド、約25メートルの位置で得たフリーキックを久保が左足で狙うと、鮮やかなカーブを描いたボールはニアサイド上部に吸い込まれ、3-2と勝ち越しのゴールになった。
久保が「決められて良かった」と話した1点はゲームの流れをグッと日本に引き寄せ、その後に退場者も出した北朝鮮から試合終了間際に2点を追加して初戦を5-2と勝利で飾った。