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監督直々のラブコールで心変わりか 長友がジェノア移籍を決意へ
資金面の問題も解消へ
去就が不透明なまま移籍市場の閉幕が近づいているインテルの日本代表DF長友佑都だが、ここにきてジェノアへの移籍の可能性が高まっているという。衛星放送局「スカイ・スポーツ」が伝えている。
インテルがジェノアのアルゼンチン人MFディエゴ・ペロッティをターゲットとした補強を本格化している。そのことで、ジェノア側が長友獲得へ向けてネックとなっていた資金面の問題解消にメドがつく可能性が高まっている。一方で、長友サイドはジェノアへの移籍に大きな魅力を感じていなかったとされているが、その状況を変える出来事があったという。
「長友は、ジェノアのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督からの電話を受けた後、ジェノア移籍へ前向きな姿勢に変わった。『イエス』と答える準備が整っている」
ガスペリーニ監督は2011年6月にインテルの監督に就任。その後、同年9月までインテルを率い、直接指導を受けたこともあるジェノア指揮官からの直電によって、長友の心は大きく動いたという。ガスペリーニ監督時代のインテルは3-4-3システムを採用し、長友は左のサイドハーフで起用された。直々に電話を掛けて加入を口説くほど指揮官からの評価は高い。
昨季のジェノアは、リーグ戦を6位でフィニッシュ。書類上の不備がなければ、UEFAヨーロッパリーグへの出場権を獲得できるはずだった。リーグ優勝9回を誇る古豪で、1994年には三浦知良(横浜FC)が、日本人として初めてセリエAでプレーしたチームとして知られる。
長く続いてきた長友の去就問題に、終止符が打たれる瞬間が近づいてきている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images