ラツィオに激震 クローゼ重傷でミランからFW緊急補強へ
大きな代償
ラツィオは、18日のUEFAチャンピオンズリーグプレーオフ第1戦で、レバークーゼンを相手にホームで1-0の勝利を収めた。だが、大きな代償を支払うことになりそうだ。負傷によって前半終了後にベンチに退いた元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼは試合後、インタビューに対して負傷の程度が重いことを示唆。チームは緊急補強への動きを見せている。
クローゼはレバークーゼン戦でスタメン出場したものの、出場は45分間のみで交代していた。試合後に衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビュー取材に対し、こう答えている。
「ゴールポストにシュートが当たったチャンスがあった時に、足の後ろ側が引っ張られる感覚があったんだ。様子を見なければ分からないけど、重傷だと思う」
これを受け、ラツィオは緊急補強に動く構えだ。そのターゲットは、ミランのFWアレッサンドロ・マトリだと同じく「スカイ・スポーツ」が報じている。マトリは前線の選手たちを大量補強したミランの中で余剰戦力となっている。
一方で、ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督はマトリを手元に残したいと考えているという。セルビア人指揮官は、選手を手放すのは次の補強が完了した後という考えを語っているため、ラツィオにとって交渉は一筋縄ではいかない模様だ。
1点リードで迎えるレバークーゼンとのセカンドレグは26日。緊急補強の成否は、欧州CL本戦への出場権獲得のカギを握るかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1