チェルシー、アザールに年俸23億円級の契約延長準備 レアル移籍阻止の“一手”となるか
レアルはロナウド退団で“浮いた”資金を利用してビッグオファーが予想されるが…
プレミアリーグの強豪チェルシーが、10番を背負うベルギー代表MFエデン・アザールに年俸換算で23億円超えの大型契約延長を用意しているという。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
アザールは今年のロシア・ワールドカップで、ベルギー代表の攻撃の中心として3位に躍進したチームを支えた。夏の移籍市場ではレアル・マドリードへの移籍も取り沙汰されたが、チェルシーに残留。今季のリーグ戦では8試合で7得点と好調なスタートを切った。
レアルからの興味は周知の事実で、移籍金がどれほどになるのかという話題も生まれている。そうしたなか、チェルシーはアザールを引き留めるために週給30万ポンド(約4400万円)のオファーを準備。これは、年俸換算では1600万ポンド(約23億4000万円)に上る巨額契約になるという。
しかし記事では、同時にアザールが新しいチャレンジを欲していることと、レアル行きが彼の言葉で「子供の頃からの夢」であるため、引き留めへの決定打にはならない可能性が高いという見通しも報じている。
レアルは今夏の移籍市場でポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドをユベントスに放出。その移籍金1億1200万ユーロ(約145億円)に加え、ユベントスで年俸3000万ユーロ(約40億円)の契約を結んだロナウドの巨額年俸が“浮いた”状況でもあり、アザールに対してビッグオファーを提示することが確実視されている。
果たしてアザールは、チェルシーからの巨額年俸を受け取ってプレーを継続するのか、レアルという新天地を求めるのか。今冬から来夏の移籍市場にかけて、サッカー界の話題の中心的な存在になることは確実だと言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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