ウルグアイ撃破の要因は攻撃だけじゃない! 敵将や相手エースも称えた日本の“影のMVP”
ビッグセーブを披露した東口、相手エースFWカバーニが手を差し伸べて敬意を表す
東口が埼玉スタジアムを沸かせたのは、1-0と日本リードで迎えた前半17分だ。ウルグアイの右CKから中央にクロスが入ると、相手の主将DFディエゴ・ゴディン(アトレチコ・マドリード)が大迫に競り勝ち、強力なヘディングシュートを至近距離から放った。万事休すかと思われた瞬間、オレンジ色のユニフォームを着用した男が横っ飛び。ゴールライン上で立ちはだかったのが東口だった。素早い反応を披露すると、巧みにボールを掻き出して難を逃れた。
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これには相手のエースFWエディソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)も脱帽といった様子で、立ち上がろうとした東口に優しく手を差し伸べ、「よく止めたな!」とばかりに手をそっと背中に回し、ビッグセーブに対して敬意を表している。
また後半早々、日本は相手の圧力に押し込まれて早くもピンチを迎えた。しかし、ここでも日本の守護神が華麗なセーブで失点を防いだ。最終的に日本は3失点を喫しており、DFのミスもあったとは、東口にもポジショニングや足もとのボール処理などで課題は残った。
とはいえ、好守でウルグアイ撃破に貢献したのも事実。敵将や相手エースFWカバーニが称えたビッグセーブがあってこその勝利であり、それは影のMVPとも言えるものだった。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)
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