浦和DF槙野、卓球Tリーグ選手に“盛り上げの秘訣”伝授 「ゴールパフォーマンスで…」

浦和DF槙野は、卓球Tリーグに参戦する同じ埼玉の「T.T彩たま」の訪問を受けた。【写真:Football ZONE web】
浦和DF槙野は、卓球Tリーグに参戦する同じ埼玉の「T.T彩たま」の訪問を受けた。【写真:Football ZONE web】

リオ五輪メダリストの吉村からアドバイスを求められ、ネットやSNSの活用も提案

 浦和レッズの日本代表DF槙野智章は、サッカー界きってのムードメーカーとして知られる。18日には、24日に開幕する卓球のプロリーグ「Tリーグ」参戦に名乗りを上げ、埼玉県に本拠を構える「T.T彩たま」のメンバーの訪問を受け、「ゴールパフォーマンス」や「ファンと一体感を作れる時間」という自身の経験を踏まえてアドバイスを送った。

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 槙野に協力を求めたのは、T.T彩たまの主将を務める吉村真晴だ。2016年リオデジャネイロ五輪の団体戦で銀メダルを獲得し、昨年は石川佳純とのペアで世界選手権ミックスダブルスを制した男は、卓球の魅力を「迫力があってダイナミック。始まる前の一瞬、フッと静かになって、そこからスタートするんです。その時は足を踏み出す音やボールの音も聞こます。そういう緊張感が会場だと伝わると思う」とアピール。そして、Tリーグ開幕を前に「同じ埼玉県で活動するにあたって、レッズはサポーターの数が凄いし、これから盛り上げるにあたってのアイデアが欲しい」と語った。

 槙野は「同じ埼玉にこうやっていろいろなスポーツのチームができるのは嬉しい」と快諾。「サッカーでも、一人で多くの人に試合を見てもらうだけではなく、選手の顔と名前を知ってもらうことも大事だと思っています」と、自身の経験を踏まえて見解を述べた。

「僕の場合は、ゴールパフォーマンスで多くの方に知ってもらえたと思う。いろいろなジャンルのファンから、それをきっかけに興味を持ってもらえたので。チームで戦うというのは、見ている人に伝わりやすいと思うし、レッズではサポーターと共有する時間を増やしたくて、試合に勝った後にサポーターと一緒に歌うことを提案したんです。開幕は大事だと思うし、今の時代はインターネットやSNSを通して発信するのも大事だと思います」

 槙野のアドバイスを受け、サッカーの大ファンだというポルトガル人選手ティアゴ・アポロニアは、母国を代表するサッカー界のスターであるFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)のゴールパフォーマンスを定番にすると宣言。坂本竜介監督は「個人競技の“推しメン”感があるので、チームとして根付かせたい。試合前にテーマソングを歌うのも良いかもしれない」と、共感していた。槙野との対談は有意義なものになったようだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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