去就二転三転のインテル長友 一度消えたはずのあのクラブ移籍が再燃

キング・カズも所属したジェノア再浮上

 去就問題が常に取り沙汰されているインテルの日本代表DF長友佑都だが、その新天地は二転三転している。ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長が「もうそのアイデアはない」と発言したが、ジェノア移籍が再燃していることを、インテル専門のニュースサイト「FCインテルニュース」が伝えている。
 今夏の移籍市場ではイタリア国内だけでなく多くのクラブが長友に関心を持っていると報道されてきた。一方で、移籍市場も残り約2週間というこのタイミングになっても去就がハッキリとしていない。その理由の一端に、インテルのチーム内でも指折りだと言われる長友の高額年俸があるとみられている。
 先日のプレツィオージ会長の発言も、予算的な問題が原因とされている。しかしながら、ここにきてアルゼンチン代表招集歴もあるジェノアのMFディエゴ・ペロッティ獲得へ向けて、インテルが本腰を入れ始めていることから、この移籍が成立すればジェノアのネックはなくなるとしている。横浜FCカズがかつて所属したクラブに、長友も加わる可能性は高い。
 プレシーズンでは人数合わせのようなトップ下起用をされるなど、ロベルト・マンチーニ監督による長友の評価は非常に厳しいものになっている。今季はインテルに欧州カップ戦の出場権はなく、このままなし崩し的にインテル残留が決まっても出場機会に関しては厳しいシーズンが待っていることが予想される。移籍市場が閉幕するまで、他の選手の動向に左右される状況に変化はなさそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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