日本代表「最新序列」、香川や乾は控え? “黄金の2列目”――南野、中島、堂安が台頭

(左から)MF遠藤航、DF吉田【写真:Getty Images】
(左から)MF遠藤航、DF吉田【写真:Getty Images】

19歳DF冨安のポテンシャルは特大だが… 現体制で頭角を現した一人が“不動”へ着々

■CB(センターバック)
◎ 吉田麻也(サウサンプトン) 1試合(90分)・0得点
○ 槙野智章(浦和) 2試合(180分)・0得点
○ 三浦弦太(G大阪) 2試合(180分)・0得点
△ 冨安健洋(シント=トロイデン) 1試合(90分)・0得点
△ 植田直通(セルクル・ブルージュ) 0試合・0得点
― 昌子 源(鹿島) ――(未招集)★

 次期キャプテン候補と目される吉田の地位は揺るがない。ウルグアイ戦ではボールロストからピンチを招く場面もあったが、プレミアリーグで磨かれた守備に加え、統率力を兼ね備えており、ディフェンスリーダーとして指揮官も期待を寄せる。一方、吉田の“相棒”は不透明だ。槙野や三浦が現時点での有力候補だが、決定打がない状況。ロシアW杯で存在感を示した昌子が負傷から本格復帰すれば、W杯仕様の“吉田&昌子”が鉄板コンビとなるか。パナマ戦で19歳ながらA代表デビューを飾った冨安のポテンシャルは特大だが、まだ経験不足は否めないだろう。

■ボランチ
◎ 遠藤 航(シント=トロイデン) 2試合(180分)・0得点・1アシスト
○ 柴崎 岳(ヘタフェ) 2試合(76分)・0得点
○ 青山敏弘(広島) 3試合(192分)・0得点
△ 三竿健斗(鹿島) 2試合(92分)・0得点
― 山口 蛍(C大阪) ――(9月シリーズ招集も負傷辞退)
― 大島僚太(川崎) ――(9月シリーズ招集も負傷辞退)

 森保体制で一気に頭角を現した一人が遠藤だ。所属クラブでは「本来やりたいポジションでプレーできている」とボランチで出場を重ねており、代表でも攻守に躍動。今や不動の存在になりつつある。一方、柴崎は所属クラブで出番が限られている影響か、現体制では輝きを放てずにいる。ロシアW杯の姿が戻れば、遠藤と2ボランチを組む可能性が高い。その柴崎と似たタイプが青山で、キャプテンマークを巻くなど指揮官も信頼を寄せる。円熟のプレーでチームを落ち着かせるだけに、引き続き招集されるはずだ。ボール奪取が光る三竿は遠藤のバックアッパーという位置づけか。9月シリーズを辞退した山口と大島が加われば、熾烈な競争となりそうだ。

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