ムバッペは「サッカーの境界線を越えている」 米有名誌の表紙抜擢に記者も脱帽
イギリスの天才チェロ奏者、アメリカ人生物学者、韓国の音楽グループと並んで表紙に
パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、米誌「タイムズ」が刊行する「次世代リーダー(Next Generation Leaders)」の最新号(10月22日発売)で表紙を飾る。19歳の神童は優勝したロシア・ワールドカップ(W杯)で「ベストヤングプレーヤー」に輝くなどスターダムを駆け上がっているが、フランス人にとって「“素晴らしいサッカー選手”以上の存在」と称賛されている。
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PSGは公式サイトで、「タイムズ誌は、その他大勢の人々のようにPSGの“背番号7”の進捗に非常に感動した」と言及。「イギリスの天才チェロ奏者であるシェク・カネー・メイソンや若きアメリカ人生物学者のクリスティン・フィグナー、韓国の音楽グループ『防弾少年団(BTS)』らに並び、フランスの世界チャンピオンを(表紙に抜擢した)」と伝えた。
記事では、タイムズ誌のヴィヴィアン・ウォルト記者の「多くのフランス人にとって、ムバッペはただの“素晴らしいサッカー選手”以上の存在」というコメントを抜粋し、「このセレクションはサッカーの境界線を越えている」と、表紙抜擢を称賛。一方で19歳の神童はしっかりと地に足をつけていると伝え、ムバッペのコメントを紹介した。
「僕は、最高のスターや偉大な選手たちこそ、いつも最も謙虚であることを学んだ。彼らは人間を最もリスペクトしている。常にある程度、頭をクリアに保たなければならない。3つの大事なことがある。リスペクト、謙虚さ、しっかりと考えることだ」
最後にムバッペは、“完全に180度変わってしまった人生”を幸せに感じており、「ずっと夢見ていた人生を過ごしている。僕の母は、素晴らしい選手なるためにはまず素晴らしい人間になりなさいと、いつも僕に言ったんだ」と話したという。
ムバッペは19歳にして、すでにサッカーの枠にとどまらないスケールの大きさを誇示している。
(FOOTBALL ZONE編集部)