南野・中島・堂安――“黄金の2列目”に漂う期待感 中田・中村・小野・稲本に匹敵!?

和製・黄金のカルテットと呼ばれた(左から)稲本、中田、中村俊輔、小野の4人【写真:Getty Images】
和製・黄金のカルテットと呼ばれた(左から)稲本、中田、中村俊輔、小野の4人【写真:Getty Images】

3人に共通するのは? 長友も絶賛「僕自身もやっていて、久しぶりに日本代表強いなと」

 3人に共通するのは、高い得点力とアシスト力を兼備し、局面を単独で打開できるアタッカーという点だ。南野は切れ味鋭いターンでマークを剥がし、中島と堂安は果敢にドリブルを仕掛ける。長友らW杯組も舌を巻くテクニックを有しながら、強気に突破も図る姿勢が観る者の心を捉えて離さない。

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 とりわけボランチ、サイドバックが絡んだ時の重厚な攻撃は迫力十分で、森保監督も「前線の4人プラス、ボランチやサイドが絡む、縦パスをどう入れるかというチームとしての共通理解が進んだことが良い結果につながったと思う」と、ウルグアイ撃破の勝因を分析している。

 3人が並んだ2列目は、どこからでもゴールを狙うだけでなく、どこからでも起点に馴れる強みがあり、その“ワクワク感”はかつての黄金カルテットに比肩すると言っても過言ではないだろう。長友をして「僕自身もやっていて、久しぶりに日本代表強いなと」の言葉を残している。

 森保監督も2列目に大きなポテンシャルを感じ取ったようだ。「3人はもちろん、チームとして攻守ともにアグレッシブに入ることをやってくれた」と評し、さらに次のように続けた。

「実際、その3人は得点にも絡んでくれ、チームの攻撃を引っ張るという気持ちを持ち、得点に絡むというアグレッシブさでプレーしてくれた。結果もついてきて、さらなる自信になったと思う。チームにさらに良い形で落とし込んでいけるように監督としてつなげていきたい」

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