まるでメッシ! 20歳MF堂安律が華麗な足技、“美しすぎる代表初ゴール”にファン熱狂
ウルグアイ代表のアトレチコDFゴディンをかわしてゴール 「一生の思い出」と感無量
森保一監督率いる日本代表は16日、国際親善試合ウルグアイ戦で4-3と勝利した。国際Aマッチ通算3試合目で代表初ゴールを決めたのがMF堂安律(フローニンゲン)だ。まるでバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを彷彿とさせる華麗な動きと足技を披露し、5万7239人が詰めかけた埼玉スタジアムも騒然となった。
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「今日はハードワークで貢献できたと思うし、得点に集中し過ぎることなく安定したプレーができたと思う」
そう自負した堂安が輝きを放ったのは後半14分だった。MF南野拓実(ザルツブルク)の一撃で先制した日本が追いつかれ、FW大迫勇也(ブレーメン)のゴールで突き放すも再び被弾して2-2と振り出しに戻る。試合の流れがウルグアイに傾いたかと思われた時間帯に、20歳の日本人レフティーが結果を残した。
日本の右CKから相手エースFWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)にボールを拾われ、鋭いカウンターの危機に直面。しかし、ここでボールをカットした堂安は、すぐさま中央のDF酒井宏樹(マルセイユ)に横パス。直後にゴール前へダッシュすると、狭い守備網を縫うように駆け上がり、酒井からのリターンパスを受ける。相手の主将DFディエゴ・ゴディン(アトレチコ・マドリード)と対峙するも、左足アウトサイドでボールの軌道を変える華麗なフェイントで翻弄。直後に左足を素早く振り抜き、代表初ゴールをマークした。その姿は、ゴディンとスペインリーグや代表戦で鎬を削るメッシを想起させるものだった。
試合後、堂安は「案外(代表)1点目はヘディングとかかなと思っていましたけど、埼玉スタジアムでウルグアイを相手に、決勝点ではなかったけど大事な得点で、一生の思い出になりました」と感無量の様子だった。
後半21分にも堂安は強烈なミドルシュートを放ち、南野の2ゴール目を誘発。東京五輪世代の期待のエース格がついにA代表初ゴールを奪い、その左足の技術の高さをまざまざと見せつける一戦となった。