日本代表10月シリーズ“出場22人査定” 「キレキレの選手」と「物足りない選手」は?

パナマ戦でA代表デビューを飾った19歳冨安【写真:田口有史】
パナマ戦でA代表デビューを飾った19歳冨安【写真:田口有史】

19歳DFが10月シリーズ最大の発見 評価が分かれるのは最終ライン統率の吉田か

■CB
◎ 冨安健洋(シント=トロイデン) 1試合(90分)・0得点/シュート:0本
○ 槙野智章(浦和) 1試合(90分)・0得点/シュート:1本
△ 吉田麻也(サウサンプトン) 1試合(90分)・0得点/シュート:0本
× 三浦弦太(G大阪) 1試合(90分)・0得点/シュート:0本

 パナマ戦で“19歳CBデビュー”を飾った冨安は、10月シリーズ最大の発見の一つだろう。プレーはまだ粗削りだが、188センチの体躯を生かした競り合いに加え、正確なフィードも披露しており、代表初キャップを刻んだ一戦で堂々たる姿を見せた。槙野は冨安をサポートしながらパナマ戦無失点に貢献。相手の攻撃が迫力不足だったものの、気迫溢れるプレーで攻撃を阻止するなど及第点の出来だった。

 評価が分かれるのは、ウルグアイ戦出場の吉田か。最終ラインを統率し、3失点も強敵撃破に貢献した。その一方、自陣でのボールロストからピンチを招いたうえ、自らのファウルで与えたFKが失点に直結。それらがなければ評価は高まっていただろう。吉田とコンビを組んだ三浦は、致命的なバックパスミスから失点の原因を作り、その後も背後の相手に気付くのが遅れて失点。相手FWエディンソン・カバーニを抑え込む場面もあったが、指揮官からの信頼を得るには至らない。

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