本田2ゴールに絡む大爆発を辛辣なミラン番記者も評価 移籍市場の展開にも言及

ソリアーノの動向に影響を受ける

 本田の開幕トップ下先発については、パスクイーノ記者は「そうなると思う。メネズはまだコンデイションが良くない。本田は今日とてもいい試合を見せていた」と語った。椎間板ヘルニアの手術から復帰し、この日本田と交代で後半途中から出場した昨季16得点のFWジェレミー・メネズはまだ完調ではない。シニシャ・ミハイロビッチ監督はトップ下でのメネズ起用を明言しているが、ライバルはまだコンディションが整っていない状況だ。
 地元メディアはトップ下にイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラの今季固定を予想していたが、ボランチで起用されている。
 ボナベントゥーラの起用法については「ボランチになるだろう。まだ移籍市場閉幕まで13日あるから、ソリアーノが来れば、ソリアーノがトップ下に入る司令塔。様子を見てみよう」とパスクイーノ記者は語った。昨季サンプドリアでミハイロビッチ監督が指導したMFロベルト・ソリアーノについて、ミランはトップ下候補として獲得に動いている。試合後、シルビオ・ベルルスコーニ会長、アドリアーノ・ガリアーニCEO、ミハイロビッチ監督の3人がミラノ市内のレストランで会談を持ったことがイタリアメディアでレポートされている。それは、移籍市場最終盤での戦略会議だったとみられている。指揮官の愛弟子加入となれば、本田が躍動したトップ下に入ると予想している。
 ソリアーノ加入時の本田の起用法については「ミランに残ると思うけど、様子をみよう」と分析。3年連続で栄光の背番号「10」を託された本田だが、格下ペルージャ相手の無双状態でも定位置完全確保とはいかないと、ミランの番記者たちは鋭く分析している。

 

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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