本田2ゴールに絡む大爆発を辛辣なミラン番記者も評価 移籍市場の展開にも言及

「ペルージャはセリエB中位のクラブ」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が17日のイタリア杯3回戦ペルージャ戦でトップ下にて先発出場し、1得点1アシストの大活躍を見せた。2-0勝利の立役者となった本田は辛辣な番記者から「人が変わったような完璧のプレー」と最高点で絶賛を受けた。一方で、対戦相手がセリエBという格下相手の無双だったことを指摘されている。
 地元紙「ラ・レプブリカ」のステファノ・スカッキ記者は本田に7点を与えた。
「ゴールを決め、アシストもして、トップ下でいいプレーをした。人が変わったように、パーフェクトなプレーだった。最優秀選手だった」と、この試合のMVPに選出している。
 23日のリーグ開幕戦フィオレンティーナ戦での先発継続について、スカッキ記者は「それはまだ分からない。ペルージャは広いスペースを与えてくれていた。危険もそれほどなかった。それはミラン全体に言えること」と語った。セリエBペルージャとの戦力差の大きさから、他の選手たち同様、開幕先発確定とは言えないという見方を示している。
 一方、地元紙「トゥット・スポルト」のステファノ・パスクイーノ記者は、ほぼ満点の7.5点で本田を絶賛している。
「とてもいいプレーだった。パーフェクトな練習になった。ゴールしてアシストもした。昨シーズンもスタートはとてもいいプレーをしていた。今季はもっと持続性を持っていいプレーを続けて欲しい。開幕戦で様子を見てみよう。ペルージャはセリエBだから、対戦相手の違いはかなりあるから。ミランはセリエAの上位を目指してチーム編成を進めている。一方、ペルージャはセリエB中位のクラブだ」
 昨季、本田は開幕7試合6得点2アシストと爆発的な活躍を見せたが、そこから失速。チームの成績も下降線を辿った。今回の相手はセリエB中位クラス。開幕の強敵フィオレンティーナ戦こそが試金石になるとみている。

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