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開幕2戦勝ち星なしの王者チェルシー モウリーニョを苦しめる「Pの呪い」とは?
過去6戦敗北はいずれも「P監督」相手
さらに、もう一つ興味深い事実が浮上した。名将モウリーニョ監督にとって、最近のリーグ戦に6度の敗戦に関して、対戦相手の監督の名前が全て「P」から始まっているということだ。
振り返ると、2013-14シーズンの第32節クリスタル・パレス戦(0-1)のトニー・ピューリス(Tony “P”ulis)監督から始まり、第35節サンダーランド戦(1-2)のグスタボ・ポジェ(Gustavo “P”oyet)監督、14-15シーズンの第15節ニューカッスル戦(1-2)のアラン・パーデュー(Alan “P”arew)監督、第20節のトットナム戦(3-5)のマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio “P”ochettino)監督、第37節ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)戦(0-3)で再びピューリス監督、そしてシティを率いるマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel “P”ellegrini)監督という顔ぶれが並ぶ。
モウリーニョ監督はまさに「Pの呪い」に苛まれている。次節は過去の対戦で相性の悪いピューリス監督率いるWBAとのアウェーゲーム、そして第4節にホームでパーデュー監督のクリスタル・パレス戦という連戦を控えている。
開幕戦スウォンジー戦終盤にエース、アザールの医療行為を行った美人女医エバ・カルネイロさんらメディカルスタッフに放送禁止用語を連発して罵倒。テレビカメラの前でも批判に至した挙句、トップチームのべンチ入りを禁じるに至る苛烈な措置で、スペシャル・ワンはシティ戦前から医療界とサポーターからも非難が殺到。火だるま状態のまま、シティ戦に突入して完敗を喫した。
自業自得とも言えるバッシングに加え、Pの呪いまで浮上したスペシャルワン。序盤の危機を脱出できるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images