逆襲の本田 イタリア杯1得点1アシストで地元メディア最高点評価ゲット
失格評価のプレシーズンから一転! チームトップタイの7点評価
ACミランの公式戦初戦となった17日のイタリア杯3回戦ペルージャ戦で、1ゴール1アシストの大活躍でチームを勝利に導いた日本代表FW本田圭佑。2-0の勝利の2得点に絡んだだけあって、地元メディアの評価も上々のものになった。
ミラン専門のニュースサイト「 milannews.it」では試合後の各選手のプレーを採点。セリエB相手に活躍した本田には、DFロドリゴ・エリー、MFアンドレア・ベルトラッチ、FWルイス・アドリアーノと並んでチームの最高点となる「7点」をつけられた。
寸評では「本田、7点。5本の枠内シュートを放ち、そのうち1本が先制点に。ルイス・アドリアーノのゴールもアシストした」と評価されている。
プレシーズンでは中盤でリズムを作るプレーや守備に戻る姿勢が評価につながらなかったが、この日の積極的にゴールに向かう姿勢と攻撃の最終局面に絡むプレーで、目に見える結果を出したことが高く評価された。
アドリアーノは「前線で絶えず動き回った。ミランのユニフォームを着て最初のゴールを決めた」と評価された。2トップを組んだFWカルロス・バッカは「6.5点。ゴールだけが足りなかったが、芸術的なヒールパスで本田にパスをつなぎ、アドリアーノのゴールが生まれた」と、前線の選手たちの連携面が高く評されている。
また、ほぼ一方的にミランが支配したゲーム内容を示すかのように、先発フル出場したGKのディエゴ・ロペスは「採点なし」とされた。「この試合では、チケット代を払わなくていい観客の一人だった」とされている。
プレシーズンでのゲームでは、チームのワースト3選手に立て続けに本田を選出するなど厳しい目を向けていた同サイトだが、1ゴール1アシストとこの日は本田にトップタイとなる評価を与えた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images