【データ展望】日本代表、ウルグアイ撃破の鍵は? 「ペナルティーエリア角」の攻防で上回れるか
シュートまで持ち込ませない守備力を持つウルグアイ
日本代表は16日に、国際親善試合のウルグアイ戦に臨む。9月のコスタリカ戦(3-0)と先日のパナマ戦(3-0)と中米との連戦が続いたが、今回はFIFAランキング5位で、直近のロシア・ワールドカップ(W杯)でベスト8に進出した南米の強豪との対戦になる。日本のウルグアイ戦の通算対戦成績は1勝1分4敗となっており、いずれの試合でも2失点以上を喫している。特にオスカル・タバレス監督就任以降の直近3試合は、1-3、2-4、0-2での3連敗と苦手にしている相手だ。
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ロシアW杯でベスト16へ進み、ベルギーと善戦した日本にとって、世界との距離を測る絶好の機会となるが、ここではロシアW杯以降のウルグアイ代表の戦いを、FIFA公式サイトや英サッカーサイト「Whoscored.com」のデータを用いて振り返り、日本が突くべきポイントを探っていきたい。
まずはW杯における両チームの各種データを振り返ろう([表1]参照)。攻撃面に目を向けると、日本はパス成功率が高いものの、ドリブル成功数とペナルティーエリア外からのシュート本数が全チーム中最下位。ポゼッション11位、パス成功率9位であることを考えると、パスをつないでペナルティーエリア内まで侵入し、シュートを放つ傾向にあることが分かる。一方のウルグアイもドリブル成功数が25位と低く、その他も顕著なデータこそないが、枠内シュートが6位と正確なコントロールを持ち合わせている。
守備面では、互いの色が大きく分かれた。日本は空中戦やシュートブロックの項目の高さから分かる通り、ゴール前で相手の決定機に結びつきやすい状況で効率的な守備ができていたのに対し、ウルグアイはインターセプト(2位)やクロスブロック(5位)の数値が高く、相手がシュートに至る手前でボールを奪取し、攻撃へと転じる傾向が見て取れる。
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