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ドイツ代表の正GK交代を“闘将”マテウスが主張 「今のノイアーは世界最高ではない」
負傷して以降「コンディションも自信もない」 正GKにテア・シュテーゲンを指名
バイエルン・ミュンヘンに所属するドイツ代表GKマヌエル・ノイアーは、昨年9月に左足中足骨を骨折し長期離脱。今年6月のロシア・ワールドカップ(W杯)直前に復帰を果たし、本大会でも全3試合にフル出場したが、負傷して以降ベストコンディションを取り戻すことができていない。以前のような活躍を見せられない守護神に対し、現役時代に“闘将”として知られた元ドイツ代表MFローター・マテウス氏が言及。ドイツナンバーワンGKの座を退くべきとの持論を展開している。
W杯直前にバルセロナGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンからドイツ代表レギュラーの座を奪回したノイアーだったが、1勝2敗でまさかのグループリーグ敗退。その後も正GKの地位は揺るがず、現地時間13日に行われたUEFAネーションズリーグのオランダ戦では0-3と完敗を喫し、非難の的となっている。
1990年イタリア大会で西ドイツ代表(当時)の主将を務め、W杯優勝を経験しているマテウス氏は、衛星放送「スカイ・スポーツ」ドイツ版のコラムで、「今のマヌエル・ノイアーには深刻な怪我を負う前のような、コンディションも自信もない。(国際サッカー歴史統計連盟によると)彼は4回、世界最高のゴールキーパーになっているが、そのような状態には戻っていない」と一刀両断した。
代わりに、3月のスペイン戦(1-1)と先月のペルー戦(2-1)の国際親善試合2試合で先発したテア・シュテーゲンを名指しし、「彼はバルセロナで、数年にわたり世界クラスのGKとして活躍していて、ノイアーがプレーできる状況にあっても、だんだんと重要な試合で先発に選ばれるチャンスを得てきている」とし、ヨアヒム・レーブ監督のチームで正GKになる資格がある選手だとの見解を示した。
史上初のW杯1次リーグ敗退の屈辱を味わうも、レーブ体制の継続を選択したドイツ代表。だが、9月から始まったネーションズリーグも、ノイアーが先発したフランス戦(0-0)、前述のオランダ戦と2試合を終えて1分1敗と白星をつかめていない。チーム全体に変化が求められるなか、世界最高峰の正GK争いは今後どのような展開を見せるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)