武藤所属ニューカッスル低迷の元凶は「オーナー」 英記者が痛烈批判「彼は毒だ」
開幕から8試合白星なしの19位、二人の記者がアシュリー氏を批判
日本代表FW武藤嘉紀の所属するニューカッスル・ユナイテッドは、プレミアリーグ開幕8試合で白星を挙げることができず、20チーム中19位に沈んでいる。イギリス人のオリバー・ホルト記者は、クラブのオーナーであるマイク・アシュリー氏がこの不振の原因だとし、「クラブのポテンシャルを無駄にしている」と、辛口のコメントを残した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
ニューカッスルに今季新加入の武藤は、ここまでプレミアリーグ7試合(うち先発1試合)に出場し、移籍後初先発となった第8節の敵地マンチェスター・ユナイテッド戦では、利き足とは反対の左足で強烈なシュートを突き刺しプレミア初ゴールも挙げた。だがチームは、この試合にも2-3で敗れて2分6敗の勝ち点わずか「2」と開幕から低空飛行が続いている。
クラブのオーナーを務めるアシュリー氏は、選手補強に十分な資金を回さず、指揮官が望むような補強ができなかったと言われている。ビジネスライクでクラブへの愛情が薄い同氏とファンの溝は深く、抗議活動も頻繁に行われており、ラファエル・ベニテス監督よりもアシュリー氏の方がファンの攻撃の的となっているのが現状だ。
英紙「デイリー・メール」で日曜日のスポーツ担当を務めるホルト氏は、「スカイ・スポーツ」のテレビ番組「サンデー・サプリメント」に出演し、ニューカッスル低迷の原因として、このオーナーを名指しし、クラブ本来の力を発揮する妨げになっていると批判した。
「第三者の目から見て、(クラブは)ポテンシャルを無駄にしている。もし私が“もったいない”と思うクラブを二つ挙げるならば、リーズとニューカッスルだ。だが、リーズは少なくとも、昔の状態に戻ってきているように見える。リーズとニューカッスルはイングランドのトップ6に入るべきクラブで、今そこで起きていることは“毒”。残念だよ」