英雄マラドーナが後輩メッシの代表起用法に持論 「リーダーに据えるのは無意味」

マラドーナ氏が後輩メッシの代表起用法について持論【写真:Getty Images】
マラドーナ氏が後輩メッシの代表起用法について持論【写真:Getty Images】

アルゼンチン代表で共闘した際には…「試合前に20回も化粧室に行っていた」

 バルセロナのFWリオネル・メッシは、アルゼンチン代表で通算4度目のワールドカップとなったロシア大会でも悲願の優勝を逃す失意を味わった。ロシアW杯後はリオネル・スカローニ暫定監督体制下で9月、10月と未招集だが、過去のメッシについて語ったのはかつてのスーパースター、ディエゴ・マラドーナ氏だ。

 スペイン紙「マルカ」メキシコ版によると、メキシコ2部ドラドス・シナロアの監督に就任したマラドーナ氏が地元テレビ番組「La Ultima Palabra」に出演。歯に衣着せぬ発言でお馴染みの同氏がメッシについてこう話したという。

「俺にとっては話しづらいことだけど、試合が始まる前に20回も化粧室に行くような人間をリーダーに据えるのは、無意味なことだと思うんだよ」

 マラドーナ氏は2010年の南アフリカW杯などアルゼンチン代表でメッシと共闘した期間があった。そこでのメッシ頼みのサッカーには大きな批判が集まったが、当時のメッシにリーダーとしての役割を与えるのは酷だったと感じていたようだ。ただ、現在ではこのような見方をしている。

「メッシはバルセロナのメッシ、アルゼンチンのメッシがいる。もし私が今メッシを招集しなくとも、それは永遠にということではない。彼には重圧を軽減する必要がある。メッシからリーダーシップを遠ざけてあげて、普段のメッシとなるべきだ」

 ゴールゲッターだけでなく、リーダーとしての役割も任せているのはあまりに重圧だろう――マラドーナ氏の言い分だ。果たしてアルゼンチン代表に復帰した際、メッシはどのような立ち位置でプレーするのか。世界ナンバーワンプレーヤーの処遇に注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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