「冨安の発見が最大の光明」 英国人記者が19歳DFを絶賛「日本代表の主力になれる」

フィジカルに加え、足元の技術も兼備 パナマ戦一番の収穫は冨安だ

 前回のコスタリカ戦に比べ、この日の青山はベテランの意地を見せたと思う。試合の流れの読む能力が光り、相手守備陣を切り裂く縦パスも際立った。先制点を決めたMF南野拓実(ザルツブルク)に送ったパスはその証拠だ。パナマの守備陣はずさんだったが、相手の脅威となり続け、日本のポゼッションにおいても大きく貢献した。

 パナマ戦の一番の収穫は冨安だろう。19歳の新鋭はフィジカル面で多大なる期待感を漂わせていた。

 槙野も90分間上手くサポートしていたが、冨安は自陣のペナルティーエリアで相手の脅威を無効化するなど安定感を維持した。両足で縦パスを入れることができる足元の技術も兼備しており、 個人的には日本代表の主力になれるポテンシャルを示したと思う。

 2年後の2020年東京五輪に向けて、ディフェンスリーダーの最有力候補でもある。富安の発見こそが、パナマ戦最大の光明だ。

(マイケル・チャーチ/Michael Church)



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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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