「冨安の発見が最大の光明」 英国人記者が19歳DFを絶賛「日本代表の主力になれる」
森保ジャパンがパナマに3-0快勝、外国人記者チャーチ氏が代表デビューの冨安を高評価
日本代表は、12日の国際親善試合パナマ戦で3-0と完勝し、森保一監督新体制で2連勝を飾った。ロシア・ワールドカップ(W杯)で16強に入った日本の海外主力組もついに招集され、2022年カタールW杯へ向かう第一歩を踏みしめた森保ジャパンの2試合目。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、W杯を6大会連続で取材した英国人記者マイケル・チャーチ氏はどのように見たのか。
代表デビュー戦を飾った19歳のDF冨安健洋(シント=トロイデン)の活躍を高く評価し、「日本代表の主力になれるポテンシャルを示した」と絶賛している。
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日本代表のボスである森保監督にとって、これ以上望めないような新体制のスタートになったのではないか。ロシアW杯で指揮した西野朗監督から引き継いだ後、2試合連続で3-0勝利を飾っている。パナマはあまりに楽な相手だった。土台作りを進めている真っ最中の日本に対して、脅威を与えることはほとんどなかったからだ。
あまりに歯ごたえのないパナマ相手だったとはいえ、サムライブルーは圧勝し、そのなかで目立った活躍を見せた選手もいる。
再びキャプテンマークを巻いたMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)はその1人で、コスタリカ戦よりも存在感を示した。
前回の試合では海外組とのクオリティーの差が目立ってしまったが、青山は9月の初陣先発メンバーで生き延びた5人(MF南野拓実、DF佐々木翔、DF槙野智章、DF室屋成)のうちの1人となった。監督はチームの総入れ替えよりも、中核を残しておきたいという意思を示したことになる。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。