ミラン本田の激化する定位置争い 指揮官がメネズのトップ下起用を明言

トップ下は補強ポイント!?

 ミランはトップ下とボランチの補強でサンプドリアMFソリアーノ獲得に突如と動きだし、レアル・マドリードへの移籍で合意したと報じられているインテルのクロアチア代表MFマテオ・コバチッチ獲得にも一時参戦したとも伝えられていた。
「僕が指導していない選手については話せない。ソリアーノはサンプドリアの選手。よく知っているが、僕は僕の選手のことだけ、話せる」
 まな弟子ソリアーノ獲得について質問が飛ぶと、指揮官はそう答えた。地元メディアは、ゴールに絡む決定的な仕事ができていない本田のトップ下にこぞって失格の烙印(らくいん)を押している。ミランのトップ下が補強ポイントとい う認識はクラブとメディア共通の認識のようだ。
 ボランチで起用されているイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラもトップ下として明確な結果を出すことができていない。緊急補強の可能性も浮上するミランの司令塔争いに、安定感を欠く反面、爆発力を誇るメネズが参戦することで、栄光の背番号「10」を3シーズン連続で託された本田は、さらなる正念場を迎えることになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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