青山敏弘が明かす森保ジャパンの「トップ下像」 主将は“9.5番”南野に太鼓判

これまで「10番」、そしてトップ下として牽引してきたMF香川【写真:Getty Images】
これまで「10番」、そしてトップ下として牽引してきたMF香川【写真:Getty Images】

「トップ下の選手がゴールを決めるのは理想だし、相手にとっては怖い」

 かつてトップ下と言えば、ゲームメーカー的な「10番」タイプの選手が務めるイメージが強いが、森保ジャパンにおいてはよりフィニッシャーに近い“9.5番”のプレーが求められているという。そして、南野にはその適性が十分にあると青山は太鼓判を押す。

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「トップ下の選手がゴールを決めるのは理想だし、相手にとっては怖い。彼はスペースの見つけ方、ポジショニング、ボールのもらい方が上手い。顔を上げた時に準備をしてくれていて、すごく質が高いので、もっと高い位置でプレーさせてあげたいと思っています。後ろの選手にはしっかり配球することが求められてきますね」

 南野はパナマ戦後、大迫が1トップに入った形に「サコくんが収まるので、やりやすかった」と手応えを語るとともに、原口らサイドの選手との連係を含めた今後の課題について自らの見解を口にしている。

「僕がもう少し前を向いて、サコくんの動き出しに(合わせて)スルーパスを出していければいいのかなと。元気くんにくさびが入ってきた時に、ワンタッチで僕にフリックする場面もあったけど、そういうところで(ボールを)失ったりとかしていたので、そこは僕が受けやすいポジションに動くとか、工夫が必要かなと感じました」

 トップ下を置くシステムの際、南野がファーストチョイスとなっていくのか。今回、負傷もあって招集されなかったゲームメーカー兼セカンドストライカータイプの香川ら、その他の候補者が存在感を示すのか。「相手の守備をいかに崩すか」がメインテーマとなる来年1月のアジアカップに向けて、トップ下は森保ジャパンの命運を左右するポジションになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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