「もう嫉妬ですよ」 長友佑都、CBで異例の“10代先発デビュー”を果たした冨安を称賛
10代のDFとして1993年以降で3人目となる先発でのA代表デビュー
森保一監督率いる日本代表は、新体制2試合目となる12日のキリンチャレンジカップ・パナマ戦に3-0で勝利した。東京五輪世代である19歳DF冨安健洋(シント=トロイデン)のA代表デビューはこの一戦のハイライトの一つで、10代のDFがスタメンデビューを飾るのは、1993年のJリーグ発足以降では3人目という快挙だった。ベンチで戦いを見守り、試合翌日の13日に取材に応じたDF長友佑都(ガラタサライ)も、「19歳であれだけプレーできるのは羨ましい。もう嫉妬ですよ(笑)」と若手の台頭を喜んだ。
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今回のメンバーで最年少の冨安はアビスパ福岡の下部組織からトップチームデビューし、昨年にはU-20ワールドカップ(W杯)にも出場。今年1月、ベルギー1部のシント=トロイデンに移籍して出場を重ね、A代表に初招集された。
パナマ戦前日には「今回の合宿ではあまり調子が良いわけではない」と明かしていたが、森保監督はスタメンに抜擢。19歳341日でのA代表デビューとなったが、93年以降で10代のDFがA代表デビューを先発で飾ったのは二人のみ。日本代表最年少出場記録を持つDF市川大祐(17歳322日/1998年4月1日韓国戦/当時・清水エスパルス)、DF内田篤人(19歳305日/2008年1月26日チリ戦)という顔ぶれと、センターバック(CB)としては初であることを考えれば、冨安の快挙の価値は大きい。
身長188センチの体を生かして1対1や空中戦で強さを発揮した冨安について、「この舞台で、あの年齢で自分の良さを出せるのは普通じゃない」(GK権田修一/サガン鳥栖)、「あの体格で人にも強く、高さもあり、スライドやアジリティーも良いものを持っている」(DF槙野智章/浦和レッズ)と一緒に試合に出場した同僚も称賛していたが、DF吉田麻也(サウサントプトン)と並んで最終ラインの要である長友もその才能を羨んだ。