ベティス乾貴士は「消えつつある」 リーグ2戦連続ベンチの現状に地元紙が厳しい論調
「俊敏」「テクニカル」と能力を高く評価も、苦しい現状を指摘
今シーズンからベティスに移籍したMF乾貴士は、日本代表の9月と10月シリーズに招集されず、新天地でのポジション確保に集中できる環境となっている。その一方でスペイン地元紙「エスタディオ・デポルティーボ」は、「消えつつあるイヌイ」という厳しいタイトルの記事を掲載している。
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とはいえ乾は、キケ・セティエン監督の下でまったく出番に恵まれていないわけではない。今シーズンはすでに公式戦395分間プレーし、中盤2列目のシャドーやウインガーとして「俊敏でボールを支配でき、テクニカルなイヌイは、ワールドカップでの優れたプレーを見せた後、加入している」と、同紙もその能力を買っている。
ただ記事内で指摘されているのは、リーガ・エスパニョーラの直近2試合、レガネス戦(1-0)とアトレチコ・マドリード戦(0-1)でベンチを温めたこと。同紙は日本のメディアを引用する形で、乾本人の「チャンスを待ちたい」というコメントとともに、日々のトレーニングに意気込む心境を紹介している。
乾のポジションには元スペイン代表MFホアキン・サンチェスら好選手が多く、ポジション争いは厳しいものとなっている。昨季まで所属したエイバルより注目度が高く、首位と勝ち点4差のリーグ8位と悪くないスタートを切ったチームのなかで、乾もそろそろ得点やアシストという目に見える“結果”によって自らの存在感を示したいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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