新エース南野、光らせた“反転ターン”の武器 「前を向くのが一つのリズムを作る」
新体制で2戦連続ゴール 「前を向いてゴールできたので良かった」
日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)は、12日に行われたパナマ代表との国際親善試合で先制点を決め、3-0の勝利に貢献した。試合後、南野は「前を向いてというのが一つのリズムを作るものだと感じていました」と、持ち味でもある反転ターンを活かしたプレーを意識していたと振り返っている。
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試合が動いたのは前半42分だった。中盤でMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)が前を向くと、最前線の中央に入った南野の足下にグラウンダーのボールが入った。相手を背負いながらペナルティーアーク付近でボールを受けた南野は、背後からのプレッシャーにも動じることなく反転し、目の前のDFを左足方向に持ち出すドリブルで振り切ると、そのまま左足で相手GKの足下を抜いてゴールに流し込んだ。
「前を向いてというのが一つリズムを作るものだと感じていました。ターンを狙っていましたが、イメージ通りとまではいきませんでした。それでも、そこから前を向いてゴールできたので良かったです。青山さんがすごく良いパスをくれたので、パスのおかげでもあったので」
試合後、南野は先制点の場面をそう振り返った。ボールを受けた瞬間に素早く前を向くターンは、南野が代表やクラブで切れ味を見せる武器であり、この試合でも反転からの攻撃が随所で光った。
「ああいう風に相手と相手の間に立ってボールを受けるというのはやりたいプレーの1つだし、練習からイメージを共有している部分でもありました。シュートは結構、余裕を持って打てたので。GKを見ながらコースを狙えました」
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