「スピードアップできなかった」 青山、森保J初招集の大迫を軸とした連係の課題指摘
3ゴールを奪って新体制2連勝も、ロシアW杯主力組の大迫を中心とした攻撃は発展途上
森保一監督率いる日本代表は12日、新体制2試合目となるキリンチャレンジカップ・パナマ戦に挑み、3-0と初陣から2連勝を飾った。前日会見で指揮官が「キャプテンは今回、吉田麻也と考えています」と語ったなか、吉田を温存したことで9月のコスタリカ戦(3-0)に続いてキャプテンマークを巻いた最年長のMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)は、「サコに収まった後、スピードアップできなかった」とFW大迫勇也(ブレーメン)にボールが入って以降の展開を反省した。
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A代表デビューの冨安健洋(シント=トロイデン)をはじめ、3年7カ月ぶりの出場となるGK権田修一(サガン鳥栖)、森保体制初招集となったMF原口元気(ハノーファー)とFW大迫勇也(ブレーメン)、ボランチのMF三竿健斗(鹿島アントラーズ)、サイドのMF伊東純也(柏レイソル)をスタメンに入れて臨んだ一戦は、青山のパスから試合が動いた。
相手からボールを奪った青山がすかさず前線のMF南野拓実(ザルツブルク)に縦パスを打ち込むと、背番号9がドリブルでペナルティーエリア内に持ち込み、左足で流し込んで先制点を奪った。その後、伊東の一撃とオウンゴールで3-0で勝利した森保ジャパンだが、FWに小林悠(川崎フロンターレ)、サイドにMF堂安律(フローニンゲン)とMF中島翔哉(ポルティモネンセ)を起用したコスタリカ戦は前線に入った後のスピーディーな展開が光ったが、パナマ戦ではそこまで迫力ある“加速”は見られなかった。
青山は両サイドの伊東と原口を生かすべく、「もっとスペースを使いたかった」と語る。
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