“日本屈指の才能”を槙野が絶賛! 代表デビュー19歳DF冨安に太鼓判「良い選手になる」
パナマ戦でCBとしてプレーした冨安、コンビを組んだ槙野が能力の高さに舌を巻く
日本代表DF槙野智章(浦和レッズ)は、12日の国際親善試合パナマ戦が代表デビューとなったDF冨安健洋(シント=トロイデン)について「もともと持っている力を僕は理解していた」と話し、その能力の高さを絶賛。試合終盤にはキャプテンマークを巻いた槙野は、その能力が発揮できるための気配りもしたことを明かしている。
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冨安はアビスパ福岡の下部組織からトップチームデビューし、昨年にはU-20ワールドカップ(W杯)にも出場。今年1月、ベルギーのシント=トロイデンに移籍して出場を重ね、19歳にしてA代表に抜擢された。188センチの冨安とセンターバックを組んだ槙野は、トレーニングの時点からその能力の高さを理解していたと明かす。
「いろいろなタイプがあると思いますけど、あの体格で人にも強く、高さもあり、スライドやアジリティーも良いものを持っている。あとはCBとしての経験がものを言うと思うので、もっとリーダーシップを持てれば良い選手になると思う」
槙野はすでに日本代表の常連となり、ロシアW杯でもプレーした。経験値という意味では大きく差のあるパートナーだっただけに、ベテランとして冨安が能力を発揮できるように考えたのが「いつも通り」というキーワードにあるのだという。
「もともと持っている力を僕は理解していたので、彼がいつも通りのプレーを表現するだけだった。プレッシャーをかけるのではなく、楽しくプレーさせるためにいつも通りの雰囲気作りを心掛けた。楽しんでプレーをしているかなので、試合中に彼は笑みもこぼれていたので良かったと思う」
冨安は前半にセットプレーのチャンスで攻撃参加し、ヘディングシュートを放つかというシーンも作った。もちろん、無失点という結果が示すように槙野と組んだ中央の守備にも不安感はなく、上々のデビューを果たしたと言える。
“飛び級”で入ってきた日本サッカー史でも屈指の才能を持つセンターバックに対して、槙野は精神的な面でのサポートをすることで能力を発揮できる環境を作ろうとしていた。この日は出番がなかったDF吉田麻也(サウサンプトン)を含め、次世代の選手を取り込む形でセンターバックの層が厚くなるのは日本代表にとって大きな財産になりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)