原口元気、熾烈な代表サバイバルに危機感 「やってやるという気持ちを若手から感じる」
主戦場の左サイドで先発、3点目の起点となるパスを出してパナマ戦3-0勝利に貢献
日本代表MF原口元気は、12日の国際親善試合パナマ戦(3-0)でロシア・ワールドカップ(W杯)以来となる代表戦出場を果たし、チームの3点目の起点となるなど奮闘した。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
ロシアW杯では右サイドのアタッカーとしてプレーし、決勝トーナメント1回戦ベルギー戦(2-3)でもゴールを決めた。浦和の下部組織時代から得意とするのは左サイドで、この日は4-2-3-1の左アタッカーという主戦場で起用された。
前半から中央方向へ進出する得意なプレーを織り交ぜ、「戦うというのは僕のベースですし、今日はそこはやれたと思う」と話すように運動量は豊富だった。そうしたなかで、後半40分には中央へのドリブルで相手を引き付けると、クロスするようにスペースに出た川又へスルーパス。相手ゴール前は混戦となり、原口のパスから相手のオウンゴールを誘発した。
中止となった9月のチリ戦と、森保一体制の初陣となったコスタリカ戦(3-0)の招集メンバーからは外れていた。原口を含むW杯主力組は今回の10月シリーズから招集されており、「僕にとっても、前回に招集されなかったので新しいスタート。競争なので、良いプレーをしなければいけないと思っていた。パワーもあるし、やってやるんだという気持ちを若い選手から感じる。僕らも頑張らなければいけない」と、新戦力を交えてのポジション争いに対して危機感を抱いている。
16日にはロシアW杯8強の強豪ウルグアイと対戦する。原口は「経験してきたことも、僕にしかできないこともあると思っている。常に100パーセントでやりたい。強い相手だけど自信を持って臨みたいし、勝てるようにやっていきたい」と意気込んだ。
会場は、浦和時代から慣れ親しんだ埼玉スタジアム。浦和所属時に「スアレスのプレーを見たいから」と、当時所属のリバプールの試合をよく見ていると話していただけに、相手FWルイス・スアレスの欠場は残念なニュースだが、左サイドから強豪を切り崩すシーンを見せて欲しいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)