マンU英雄キャリック、アーセナル移籍に迫った過去を激白 破談理由は“17歳の天才”
ベンゲルの自宅で会合を設けていたことを明かす 「彼からの連絡を待ったが…」
元イングランド代表MFマイケル・キャリックは、昨季に12年間在籍したマンチェスター・ユナイテッドで現役引退を決断し、現在はコーチとして指揮官のジョゼ・モウリーニョ監督を支えている。一方、キャリックは2004年にアーセナル移籍が目前に迫っていたことを明かしている。英紙「メトロ」が報じた。
キャリックは1999年にウェストハムでプロデビューを果たすと、2004年にトットナムへと移籍した。06年にはユナイテッドへと加入し、12年間在籍した後に現役引退を決断すると、今季からはコーチとしてセカンドキャリアを歩み始めている。
ユナイテッドの英雄としてクラブの歴史に名を残す存在となったキャリックだが、ウェストハムを退団する際に、アーセナルへの移籍が目前に迫っていたという。当時アーセナルを率いていたアーセン・ベンゲル前監督から突然の連絡を受け、自宅に招待されたと振り返る。
「ベンゲルの家に1時間ほど座っていたけど、その時は自分の腕をつねったよ。これは現実に起こっていることなのか? 無敗優勝の“インビシブルズ”との契約が目前に迫っているのか? 僕らはサッカーについて1時間ほど話し込んだ。ベンゲルは週末にコミュニティー・シールドの試合を控えていたにも関わらず、その直前に僕に時間を費やしてくれた。これは僕とのサインに関心があるんじゃないのか? 『月曜日に会おう』と言って別れたんだ」
当時のアーセナルは、元オランダ代表FWデニス・ベルカンプや元フランス代表FWティエリ・アンリ、元フランス代表MFパトリック・ヴィエラら豪華な顔ぶれが揃うタレント軍団。2003-04シーズンにリーグ戦で無敗優勝を飾るなど、圧倒的な強さを誇り、“インビンシブルズ”と異名を授けられていた。そのチームの一員となる可能性にキャリックは胸を躍らせていたという。しかし、事態は急展開を迎えたようだ。