日本代表10月シリーズ「ポジション別戦力分析」 W杯主力6人の融合と最新序列は?
長友は若手との融合に期待感「今までなかったような感覚がある」
長友と酒井の加わった最終ラインは、吉田を含めてロシアW杯の主力が高い壁として立ちはだかる。吉田の“相棒枠”は、コスタリカ戦に出場した槙野智章(浦和レッズ)と三浦弦太(ガンバ大阪)、東京五輪世代の最年少・冨安健洋(シント=トロイデン)がひしめくが、「今回の合宿ではあまり調子が良いわけではない」と明かす冨安がどこまで先輩たちに食らいついていけるか。室屋成(FC東京)とA代表デビューを飾った佐々木翔(サンフレッチェ広島)は、コスタリカ戦で及第点のプレーを見せたとはいえ、やはり長友と酒井というサイドの“二大巨頭”にはまだ及ばないだろう。
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GKはコスタリカ戦でゴールマウスを守った東口順昭(ガンバ大阪)と、クラブで好調を維持している権田修一(サガン鳥栖)が正守護神候補。森保監督は多くの選手を試したいと公言しており、パナマ戦と16日のウルグアイ戦(埼玉スタジアム2002/19時35分)でまだ出番のない権田とシュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)がピッチに立つかもしれない。
来年1月のアジアカップまで残り4試合という状況のなか、森保監督はどのシステムを採用し、どの選手をピッチに送り出すのか。長友は「『継承』という言葉は、伝えるだけで去っていくイメージがあって、あまり好きじゃない。ともに新しい日本代表を創造していく気持ち。若い選手たちと一緒に残っていきたい。今までなかったような感覚がある」と融合について語っている。新旧戦力がどのようなハーモニーを奏でるのか、大きな注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)