武藤、ブンデスデビュー直後の一問一答 「長い時間出ないと話にならない」

岡崎のプレミア初ゴールを祝福

 マインツの日本代表FW武藤嘉紀は15日、インゴルシュタットとのリーグ開幕戦で途中出場し、ブンデスデビューを果たした。この日は、1日の練習試合で右膝を痛め、ベンチスタートとなった。岡崎慎司、ヨハネス・ガイスら昨季の主力が抜けたチームは、連係不足を露呈。今季昇格した格下相手に大苦戦してしまった。
 後半21分に先制点を奪われる苦しい展開の中、武藤は後半33分から1トップに入ってプレー。だが、シュート0本に終わり、チームも0-1で敗れた。デビュー戦を白星で飾ることができなかった武藤は試合後、反省の言葉を並べた。

――初めてのホームゲームでしたが何を意識してプレーしましたか?
「監督からはゴールを狙っていけと言われていたので、あれだけ短い時間でしたけど、結果を残さないと次につながらない。短い時間でもしっかりプレーしなければいけないと思っています」
――マインツの先輩の岡崎選手が今日プレミアリーグでゴールを決めました。
「そうですね。本当にプレースタイルもマインツに合っている選手でした。岡崎選手のように結果にこだわっていかないといけない」
――次の試合に向けて。
「とにかく監督が求めることを頭に入れて、自分の良さをしっかり出していきたいと思う」
――コットブス戦以上にボールも来ない、厳しい展開でしたが。
「チームとしてやりたいことが今日はできていなかったと思う。最後は全部ロングボールになってしまったのは非常に残念だった。でも、しっかりゴールだったり、アシストだったり、短い時間ですけど結果というものを出さないと、次にはつながらないと思うので」
――最初ドリブルで仕掛けた場面があった。短い時間だからこそ、フルスロットルでプレーしたのでしょうか?
「そうですね。本当に、失点してチームの勢いもなくなっていたので、自分が何とかしてやろうという気持ちはあった。あの1回ぐらいしかボールに触れていなかった。時間が十何分あったから、もう少し落ち着いて攻めきりたかったですけど」
――最後はこぼれ球とかを狙うしかない展開でしたが?
「レオン(長身DF)がFWに来たということもあって、ロングボールの次のセカンドボールを狙わなくちゃいけないなと思った。
 レオンと確認していたのは、彼がどういう役割で入ったのかを聞いて、彼がしっかり競って僕がセカンドを狙うという感じでした」

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