アザール獲得が再燃のレアル 早ければ今冬に最大156億円、来夏なら104億円で交渉か
4戦無得点の惨状にペレス会長が獲得を計画とスペイン紙報道
レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、かねてから「レアルでプレーするのが夢」と語っているチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールの獲得を画策しているようだ。スペイン紙「AS」が報じている。
今夏に絶対的なエースだったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが退団した影響もあり、ここ2週間のレアルは“ゴール欠乏症”に喘いでいる。9月26日のリーガ・エスパニョーラ第6節でセビージャに0-3で敗れると、続く第7節アトレチコ・マドリードとのダービーはスコアレスドロー。さらに10月2日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でCSKAモスクワに0-1と不覚を取ると、6日のリーガ第8節アラベス戦にも0-1で敗れ、まさかの4試合連続ノーゴールで未勝利が続いている(1分3敗)。
この緊急事態に、剛腕で知られるレアル会長は、“救世主”獲得に狙いを定めたという。ターゲットとなっているのは今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)で3位となり、迎えた今季もチェルシーで素晴らしいスタートを切っているアザールだ。開幕8試合で7得点と、現時点でのプレミアリーグ得点ランクのトップに君臨。得点力に問題を抱える現在のレアルにとっては、アザールは最適な人材と見られているようだ。
アザールは以前から、レアルからのリクエストがあればベルナベウでプレーしたいと公言。7日のサウサンプトン戦(3-0)後にもメディアに対し、「今日は嘘をつきたくない。レアルでプレーすることは、僕の子どもの頃からの夢なんだ」と話していた。
アザールの現行契約は2020年までとなっており、契約更新の予定はない。これにより、レアルはチェルシーと金額面での交渉が可能となり、同紙はレアルの不振がこのまま持続した場合、来年1月に1億ユーロ(約130億円)から1億2000万ユーロ(約156億円)の間で獲得、もし状況が一変し“普段どおり”に戻れば、最高8000万ユーロ(約104億円)で契約可能な来夏まで待つ見通しだと報じている。