武藤デビュー戦は不完全燃焼 見せ場少ない12分間に「結果を残さないと」と猛省

「結果が出ないと、外も歩けない」

 試合後の武藤の口からは、反省の言葉ばかりが並んだ。

「一喜一憂している暇はない。次は、アウェーの地で自分がまた試合に出られるように。今日みたいな試合だと、アピールが足りない。これではまたチャンスが巡ってくるとは思えない」

 日本を旅立つ際、「結果が全て。ゴールやアシストした選手しか記事にならない。(FC東京の)マッシモ・フィッカデンティ監督からは、イタリアでは結果が出ないと、外も歩けないと言われた。そういうプレッシャーも受けて、もっと成長したい」とも口にしていた。

 ブンデスデビュー戦のピッチには、危機感を募らせるのに十分な刺激が落ちていた。成長を誓う男は、「短い時間でも結果を残して、レギュラーになっていくことが大切」と、悔しさを力に変えようと必死に前を向いていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング